2008/5/23現在

私の本棚・・新田次郎・・

1912(明治45)年長野県生まれ。本名 藤原寛人。
無線電信講習所(現在電気通信大学) 卒業。56年「強力伝」にて大34回直木賞受賞。66年永年勤続した気象庁を退職。74年「武田信玄」などの作品により第8回吉川英治文学賞受賞。1980年2月没。(本データより)
題名 表紙 出版 内容 (本データより)
アイガー北壁 新潮文庫 取りつき点から頂上まで1800メートルの巨大垂直壁に挑んだ2人の日本人登山家の実名小説「アイガー北壁」。2人パーティーが白馬岳主稜で吹雪にあい、岩稜から姿をけす「気象遭難」。冬期の富士山で、不吉な予測が事実に変わって主人公の観測所員が滑落死する「殉職」。他にヨーロッパ、アルプスを舞台にした「オデットという女」「ホテル氷河にて」など、山岳短編の傑作全14編を収録する。
赤毛の司天台 中公文庫 気象と歴史のかかわりに着眼した傑作史実小説「赤毛の司天台」「凶年の梟雄」「元寇秘話」ほか、日本史上の数々の事件に題材をとり、名高い英雄にも、歴史の影で実直に生きた者たちにも、変わらぬ視線を注いだ著者の異色の歴史小説集。
アラスカ物語 新潮社 明治元年、宮城県石巻町に生まれた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習い船員となり、やがてアラスカのポイントローバーに留まったかれはエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会にとけこんでいく。食料不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波乱の生涯を描く。
アラスカ物語 新潮社 ーーーー
ある町の高い煙突 文春文庫 富国強兵、お国のため、というスローガンを掲げれば、小さい農村の田畑や農民の利害など簡単に踏みにじれた時代に、煙害撲滅を粘り強く訴え、遂に企業に世界一高い煙突を建てさせた若者たちがいた。足尾や別子の悲劇がなぜこの日立鉱山では繰り返されなかったのか。青年たちの情熱をさわやかに描いた長編小説。
永遠のためいき 文春文庫 星のまたたきは星のため息だ。地球のある限り星は永遠のためいきをつく。天文学者岡村の一行は天文台の設置調査のため八ヶ岳に登り、遭難寸前の女性パーティーを救う。やがて二組の男女の間に芽生えた慕情はシンチレ−ションのようにきらめき始める。晩秋の八ヶ岳と厳冬の蓼科山を舞台に描く清新なロマン。
栄光の岩壁(上) 新潮文庫 戦前に幼少時を過ごした竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊るして、まず歩行訓練をはじめる。やがて"ない足"を甦らせて、未踏峰の岩壁を次々と征服し、強烈な意思の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく・・。
怒る富士 下 文春文庫 富士山噴火によって被害を受けた農民を救うべく奮闘する関東郡代伊奈忠順。だが幕府内の政争の前に、彼の努力もむなしく、農民達は次々に飢えていく。ついに忠順は決心する。たとえこの身がどうなろうと幕府米五千俵を秘かに農民に与えようと──。農民救済に命をかけた代官の生涯を壮大なスケールで描く。 解説・島内景二
怒る富士 下 文芸春秋 ーーーー
陽炎 文春文庫 織田信長にまつわる逸話「信長の悪夢」北条早雲の密偵の悲劇「北条早雲秘録」鼠小僧の異聞「着流し同心」「流された人形」子供たちの伊勢参りの裏話「ぬけ参り」陰間茶屋が舞台の復習劇「筍茶屋」大火事をめぐるミステリー「天狗火事」そして大名屋敷内の愛憎劇を描いた表題作「陽炎」の8編を収めた時代小説短編集。
風の遺産 講談社文庫 偶然がもたらした伊村と蓉子との邂逅。2人は共通の趣味、登山を通して深く関わりあっていった。乾徳山、鷹取山、丹沢・・・。しかし、悲劇の芽は初めから育っていた。蓉子は人妻なのだ。冬の谷川岳に挑んだ2人は、猛吹雪で7日間閉じ込められてしまう。生還を待ちうけるものは・・・。異色山岳小説。
風の中の瞳 講談社文庫 中学校は高校の予備校か!−−現代中学生にも共通する進学・恋愛・友情の悩み、喜び・・・。東京郊外の、まだ武蔵野のおもかげを残す飛び塚中学の生徒たちと新任の先生との一年間の物語。新制中学三年生が直面した問題を作者が作者自身の子供という身近な題材をえて鋭く描いた感動の名品。
河童火事 毎日新聞社 夜ごと若妻の家へ忍ぶ河童、相次ぐ殺人。東野物語物語に拠った表題作ほか、民話・伝説など地方に古くから伝わる素材を生かし不思議な魅力でせまる異色作品集。
からかご大名 新潮文庫 三島宿のはずれで大名行列の供先を横切ったために、六歳の少女が斬られた。名主、和尚の助命嘆願の甲斐もなく・・・。一つの事件が引き起こす波紋を追い、人間関係の複雑さに光をあてた表題作。蒙古襲来の史実に添い、肥前松浦党の戦いと情報活動を描いた「元寇秘話」ほかに「弾丸よけ竹束之介」「首様」「駒ケ岳開山」など様々なじだい、階層の人間の生に支店を据え、その本質を衝く10篇。
霧の子孫たち 文春文庫 初夏、レンゲツツジの赤い群落と残雪のように白いスズランの花でおおわれる霧が峰の高原。高層湿原植物が群生し、」地元民の心の故郷・急御射山遺跡のひろがる美しい大草原をコンクリートの自動車道が分断する!自然を破壊し、公害を生む道路建設反対に立ちあがった地元民の闘志と友情を描いた意欲長編。
銀嶺の人(下) 新潮文庫 マッターホルン、アイガー、グランドジョラスと、女性で初めてヨーロッパ三大北壁に挑む淑子、新婚三行をドリュー西壁に試みる美佐子・・・二人の仕事を持った女性が、岩壁登攀に青春をかける。対照的な女性登山家の姿を通し、「孤高の人」「栄光の岩壁」とともに、大正の終わりから現在に至るまでの約50年感の社会人登山家の即席を追い、何故山に登るのかという問いかけを執拗に追及する。
銀嶺の人(上) 新潮文庫 女医をめざす、勝気な泣かない子であった駒井淑子は、冬の八ヶ岳で単独行を試みて遭難しかかった時、若林美佐子と出会う。鎌倉彫の新鋭彫刻家として注目されていた美佐子は、無口で直ぐに涙ぐむ子であった。死を覚悟した二人を事もなげに助け出した3人の男性登攀家に魅入られて、彼女たちは、ついに初の女性隊によるマッターホルン北壁登攀への挑戦を試みる・・・。
強力伝・孤島 新潮文庫 五十貫もの巨石を背負って白馬岳山頂に挑む山男を描いた処女作「強力伝」富士山頂観測所の建設に生涯を捧げた一技師の物語「凍傷」。太平洋上の離島で孤独に耐えながら気象観測に励む人びとを描く「孤島」。明治35年1月、青森歩兵第五連帯の210名の兵が遭難した悲劇的雪中行軍を描く「八甲田山」。他に「おとし穴」「犬山物語」。"山"を知り"雪"を"風"を知っている著者の傑作短編集。
孤高の人(下) 新潮文庫 いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する分太郎が初めてパーティーを組んだのは昭和11年厳冬であった。家庭を持って山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を立つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じなぜ山に登るのかの問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。
孤高の人(上) 新潮文庫 昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、一人疾風のように踏破していった単独行の加藤文太郎。その強烈な意思と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。
珊瑚 文芸春秋 その日、五島列島沖の珊瑚漁船数百艘は、未曽有の大暴風雨を迎えていた。 歴史に埋もれた空前の海難事故と華やかな珊瑚景気の影に、海に生きる若者たちの愛と夢を描きあげる。
縦走路 新潮文庫 北アルプスの雄峰剣岳の肩に聳える尖塔状の岩峰"チンネ"・・・その岩壁にとりつかれたクライマーの心理を描いた長編「チンネの裁き」、マッターホルンで墜死した友と、名工のピッケルに秘められた謎を追求した「錆びたピッケル」、ほかに「遺書」「登りつめた岩壁」「嘆きの氷河」「クレパス」を収録。
聖職の碑 講談社文庫 "舞台は中央アルプス駒ヶ岳 大正2年8月、この地方に定着している駒ヶ岳への学校登山で 台風に遭い遭難した生徒たちと殉職した教師の実話である。"
聖職の碑 講談社 "舞台は中央アルプス駒ヶ岳 大正2年8月、この地方に定着している駒ヶ岳への学校登山で 台風に遭い遭難した生徒たちと殉職した教師の実話である。大正2年"
先導者・赤い雪崩 文芸春秋 上越国境を縦走する女性4人と男性リーダーのパーティーが遭難死に至る経緯をとらえ、極限状況における女性の虚栄心、嫉妬心などを克明に心理描写した『先導者』。南アルプスを背景に女性をめぐる二人の若者の争いを描く『赤い雪崩』。ヨーロッパ・アルプスの悲運のガイドを描く『嘆きの氷河』など、山でおこる人間ドラマと自然の厳しさを雄渾な文体で綴る全8編を収録する。
武田勝頼 一 陽の巻 新潮社 上洛の機をうかがう信長を背後から脅かし続け、三方ヶ原の戦いで徳川・織田軍を蹴散らした武田信玄が、突然この世を去った。信玄の死を知れば、信長が、家康が立ちあがって攻めかかって来るだろう。武田家は動頴し混乱したが、勝頼は御親類衆筆頭穴山信君(梅雪)らの圧力を抑えて、若き統領として敢然として立った。
武田勝頼 二 水の巻 新潮社 武田と同盟を結ぶ朝倉義景と浅井長政が、信長に討ち滅された。勢いに乗る信長を叩かなければ、同じ運命をたどりかねないし、覇者への道はとざされてしまう。勝頼は信長との決戦を期して、まず東美濃の明智城、遠江の高天神城を攻め落とし、天下にその威を示した。そして鉄砲3000梃を誇る織田・徳川連合軍と長篠で相対した。
武田勝頼 三 空の巻 新潮文庫 雨と鉄砲と馬―。勝頼は信長を引きつけ、総攻撃をかけるべき時を計った。だが真田昌幸ら若手参謀と御親類衆の間で意見が割れ、必勝の機会は失われた。騎馬隊は連合軍の柵にはばまれ、銃火に雪崩れをうった。山県昌景、馬場信春など父信玄以来の勇将が死んだ。大敗北、そして穴山梅雪の裏切り。勝頼の再起は絶望となった…。
武田信玄 風の巻 文春文庫 狂乱の日々を送り、民に恨みの声をあげさせていた父・武田信虎を追放して甲斐の国の主となった信玄は、信濃の国に怒涛の進撃をはじめた。諏訪頼重を甲斐に幽閉し小笠原長時を塩尻峠に破り、さらに村上義清を砥石城に攻略する。信玄は天下統一を夢みて、京都に上ろうと志す。雄大な構想で描く歴史小説の第一巻。
武田信玄 林の巻 文春文庫 天才的な智略によって、信濃の国を平定した信玄の野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望の今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれる。信玄を牽制するのは越後の上杉謙信である。信玄はいまや謙信と宿命の対決を迎えようとしている。著者会心の歴史小説第二巻。
武田信玄 火の巻 文春文庫 川中島の大合戦に勝利を得て、背後の憂いを絶った信玄は、やがて後継者を諏訪頼重の娘湖衣姫から生まれた四郎勝頼と決め、強敵北条氏を追い落すべく小田原侵攻の軍を発する・・待望第三巻
武田信玄 山の巻 文春文庫 甲州・信州の全域をわがものとして、さらに駿河府中をおさえた信玄は、いよいよ京都にのぼろうとするが、織田信長に先をこされてしまい焦るばかりだ。その上、年来の病いが身をしばりつける。合理的な戦術によって、合戦に転機をもたらした名将・武田信玄の生涯を描いた長篇三千枚がいよいよ完結する第四巻。
チンネの裁き錆びたピッケル 新潮社 北アルプスの雄峰剣岳の肩に聳える尖塔状の岩峰"チンネ"・・・その岩壁にとりつかれたクライマーの心理を描いた長編「チンネの裁き」、マッターホルンで墜死した友と、名工のピッケルに秘められた謎を追求した「錆びたピッケル」、ほかに「遺書」「登りつめた岩壁」「嘆きの氷河」「クレパス」を収録。
劔岳<点の記> 文春文庫 日露戦争直後、前人未踏といわれ登ってはならない山と恐れられた北アルプスの剣岳山頂に三角点埋設の至上命令を受けた測量官・柴崎芳太郎。重い器材の運搬、悪天候、地元の反感など様々な困難と闘いながら柴崎の一行は剣岳山頂を目指して進んでゆくーー明治末期の山男達の苦闘を描いた山岳小説の白眉。
新田義貞下巻 新潮文庫 楠正成の義挙に応じ倒幕の旗を掲げるべく令旨を受けた新田義貞は、鎌倉幕府の6万貫の軍事費を5日以内に工面せよとの命に態度を決める。稲村ガ崎の海岸を干潮を利用して鎌倉幕府に攻め上り亡ぼし去る・・・。しかしながら、足利方にはかなわず、北陸の地に散っていく。中世武士道の典型ともいえる正直で、武骨で、純粋な坂東武者の壮大な生きざまを描く歴史巨編。
新田義貞上巻 新潮文庫 ともに源氏の嫡流でありながら、かたや足利氏の娘を室として迎える園田庄と無位無官の新田庄とは、上野国(現在群馬県太田市)で代々、水争いを続けている。元弘2年(1322年)新田家8代の小太郎義貞は、京都大番役の役目を果たして帰郷の折、鎌倉に立ち寄り足利氏の面々を訪れる。足利尊氏や楠正成の影に隠れながら、源氏再興の夢を賭けた悲運の武将の生涯を活写する。
八甲田山死の彷徨 新潮社 日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき大隊長が突然前進"の命令を下し、式系との混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31連隊は210余キロ、11日間にわたる全工程を完全に踏破する。2隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆に描く長編小説。
八甲田山死の彷徨 新潮文庫 日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき大隊長が突然前進"の命令を下し、式系との混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31連隊は210余キロ、11日間にわたる全工程を完全に踏破する。2隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆に描く長編小説。
火の島 新潮文庫 台風観測の最前線に位置する絶海の孤島・鳥島は、昭和40年11月、火山爆発の危機にさらされていた。不気味な地の鳴動、鼻を突く異臭、そして大噴火を目前にした鳥島観測所。絶対絶命の状況で、死の恐怖と観測の氏名の間に苛立つ所員たちの緊迫した心理と行動を迫真の筆にとらえた長編表題作。ほかに、「毛髪湿度計」「ガラスと水銀」の2短編を併録する、著者ならではの科学小説集。
氷原非情のブリザード 新潮文庫 ーーーー
富士山頂 文春文庫 新田次郎は富士山頂気象レーダーの建設という事業を軸に、それにまつわる錯綜した動きを追うことで、現代社会の広がりをもとらえようとしている。(中略)より社会的、現代的な課題にまでせまるものであることを、「富士山頂」は具体的にしめしているように思われる。
芙蓉の人 文春文庫 時は明治28年である。正確な天気予報をするためには、どうしても富士山頂に恒久的な気象観測所をもうけなければならない。そのために野中到は命を賭けて、冬の富士山に登り、観測小屋に籠った。一人では無理だという判断と夫への愛情から千代子は後を追って山頂に登る。明治女性の感動的な物語がここにある。
密航船水安丸 講談社 無償の情熱に生きた開拓者アメリカ及甚の劇的生涯!待つのは栄光か悲惨か?−−明治39年、及川甚三郎が率いる82人の密航者は、宮城県の荻浜港から帆船で新天地カナダへ向かった・・・。日本人の理想郷をつくるため、あらゆる困難を乗り越え、勇気と行動力とでその夢の実現に生涯を賭けた男及甚を描く長編力作。
密航船水安丸 講談社文庫 無償の情熱に生きた開拓者アメリカ及甚の劇的生涯!待つのは栄光か悲惨か?−−明治39年、及川甚三郎が率いる82人の密航者は、宮城県の荻浜港から帆船で新天地カナダへ向かった・・・。日本人の理想郷をつくるため、あらゆる困難を乗り越え、勇気と行動力とでその夢の実現に生涯を賭けた男及甚を描く長編力作。
三つの嶺 文春文庫 「たとえ恋愛中の男女でも、パーティーを組んで大きな岩壁をひとつ越えると、その恋愛はおしまいになる」という・・・。妹として共に育ったイタリア娘を同時に愛した一卵性双生児ーーー山はこの悲劇を救えるのか。イタリアの大岩峰ドライチンネ登攀に藍を賭けた三人の男女をとおして、登山と愛の関係に雄大な構想で迫る力作長編。
雪の炎 文春文庫 兄がリーダーだった谷川岳縦走の5人ぱーてぃが遭難した。たが死んだのは兄だけだった。慎重な兄だけがなぜ?兄の死に疑問を持った美しい妹は、その真相を追求しようと決心する。ほんとうに事故死なのか。それとも他殺なのか。一体この男3人女2人のパーティには何があったのか?ミステリーロマン傑作。
ラインの古城 文春文庫 売りに出された由緒あるラインの古城を買い取ろうと執念を燃やす日本人夫婦の秘めたる過去ーー表題作のほか、海外旅行に出かける日本人、外交に滞在する日本人がさまざまなカルチャー・ギャップに悩みながら行動し生活する姿を、克明な取材のものに描き出す傑作5編を収めた、著者円熟期の珠玉短編集。
アルプスの谷・アルプスの山 新潮文庫 チューリッヒを出発した汽車は、いよいよ憧れのアイガー、マッターホルンへ……ヨーロッパの自然の美しさを爽やかに綴る紀行文。
凍った霧の夜に 毎日新聞社
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